Brightfeet(ブライトフィート)について

Brightfeet(ブライトフィート)とは

Brightfeetとは、成長哲学を伝え広げるために延堂溝壑が立ち上げた事業の屋号です。



Brightfeet理念

Succeed
~引き継ぐ~

私たちBrightfeetは、歴史や先人が残してくれた叡智に学び引継ぎ実践し、引き継いだものをさらにより良いものにし、後世に残します。そのために必要な「あり方」「考え方」「やり方」を、人間的成長という観点から追求し続けます。そして、私たち自身が心から必要とするものを、同じように必要とする全ての人々と分かち合うことで社会や人々の幸せに貢献することを使命とします。

「創業の精神」と「屋号の由来」

こんにちは、延堂溝壑です。

Brightfeetとは直訳すると「光る足」という意味で、私にとっては創業の精神を象徴する言葉です。この「光る足」という言葉は宮沢賢治の短編小説のタイトルですが、私はこの言葉を陶芸家の北川八郎先生のご著書である『断食のすすめ』を読み、初めて知りました。

この言葉と出会ったのは2011年8月でした。当時私は人生の岐路に立っており、自己の提唱する『成長哲学』を世の中に伝え広げるべく活動すべきかどうか、とても悩んでいました。

その頃の私は会社勤めをしており、成長哲学の活動を行うためには独立をしなければならない状況でした。しかし、成長哲学の活動では家族を養い生活していける保証がありません。何より、私自身は成長哲学のことを「人生に役立つ、とても大切なもの」と思っていましたが、世の中の人々が私と同じように成長哲学を必要としているかもわかりませんでした。

「成長哲学なんて自分よがりの考えで、世の中には必要とされないんじゃないか?」

「頑張って伝えても、『そんなの当たり前のこと』とか『考え方が間違っている』とか、ただ否定をされて終わるんじゃないか?」

といった恐怖と不安が頭の中を駆け巡り、眠れない日々が続きました。しかし、そんな時に出会ったのが北川八郎先生のご著書に載っている「光る足」の話でした。
(以下、北川八郎先生の『断食のすすめ』より引用です)

 それは、どんな物語かと簡単に言うと、二人の少年が出てきます。彼らは仲の良い兄弟です。彼らが町に行った帰り、その山を越えて自分の母親の所に帰る物語です。
 自分たちだけでは越えられないから、村の人に付いていくのですが山を越える時に、途中で吹雪に遭ってしまうんです。
 村の人は大人だから、どんどん先に行ってしまうのですが二人の少年は取り残されてしまいます。
 そして、弟はついに雪の塚になってしまうんです。お兄ちゃんがそれを見て、自分の命はいいから弟を助けてくれって祈りながら、弟の上に重なり自分はその屋根代わりになるんです。
 そして二人とも意識がなくなりかけた時に、お兄ちゃんと弟の前にぱあっと浮んできたのが光る足なんです。宮沢賢治は仏陀の足と表現しているのですが、光る足が導くように出てきます。
 その光る足が、「私の後についておいで」と言うんです。するとあんなにクタクタだった二人が立ち上がり、起きて歩きはじめます。
 なぜ助けてくれるのかとお兄ちゃんがたずねたら、お前のきれいな心に打たれたのでおまえ達兄弟を助けるのだというニュアンスで光る足が答えます。それで二人の兄弟は光る足についていくわけです。そうすると、不思議にその山を越えられて、村の人たちのいる向こうの村に無事着いてしまうというお話です。
 で、この光る足が消え去る時に、宮沢賢治は光る足にこう言わせるんです。
「このことを人に伝えなさい。
 純粋な人の心の中にはこういう不可思議な力があることを教えるのです。
 貧しく生きなさい、欲をはってはいけません。
 人をおしのけて人の前に出てはいけません。
 あらゆるよき言葉で語りかけて生きていきなさい。」
 とにかくこういう不可思議さを感じない人にこの世に不可思議があるという真実を伝えなさいと言うんですね。しかし、そのお兄ちゃんは、『このことはとても話せません。なぜなら、世の中の人とまったく反対の生き方だし、さらに宗教的なことじゃないですか。誰も信じてくれません』というわけです。
 宮沢賢治のすごい所ですが光る足はこう答えるのです。

 お前の言葉を待ってる数少ない人たちがいる。
 そしてその人たちは、お前の言葉によって人生を立ち直り、
 不可思議の世界に入る。
 それは数少ない人たちだけれども、
 そういう人たちがいるから、そういう人たちのために、
 とにかく勇気を持って話しなさい。

(北川八郎心の講話集2巻『断食のすすめ』 32~34ページより)

それまでの私は心のどこかで、成長哲学の活動を通じて「周囲に認められたい」「否定されたくない」という思いがありました。ですが北川八郎先生のこの文章を読み、本当に大切なことは何かがわかりました。

もしかすると、成長哲学は多くの人には必要とはされないかもしれない。でも、私と同じように成長哲学を必要とする人たちが世の中に少しでもいるとするならば、そのまだ見ぬ人たち全てに届くように、勇気を持って地道に成長哲学を伝え広げていこう。そう心に誓うことができたのです。

そして私は独立を決心するとともに、創業の精神の象徴として事業の屋号をBrightfeetと名づけました。Brightfeetは私にとって、「勇気」や「信念」や「使命」といった強い想いが籠っているのです。



Brightfeetの6つの経営方針

1.目標よりも、目的を

目標と目的という言葉がありますが、世間ではこの言葉を混同して使っているところが多いように思います。しかしこの二つの言葉には明確な違いがあります。

目標と目的の違いをしっかりと理解することはとても大切なことです。目標とは簡単に言うと、『いつまでに、何を、どこまで行うか』という指標です。一方、目的とは簡単に言うと、『何のために行うか』という指針です。より大切なのは、この目的です。ビジネスの古い格言に、

『目標は、目的追及の手段なり』

という言葉があります。行動目標や数値目標といったものをよく耳にしますが、それら目標の適否というものもこの「目的」に照らし合わせてこそ判断ができるものなのです。

目的をしっかりと考えることをせず、目標ばかりを追い求めるのは手段思考です。「なんのために、なんのために、なんのために」と反芻し、『目的思考』を習慣化しましょう。


2.損得よりも、信頼を

この言葉には基となる言葉が存在ます。その言葉とは、北川八郎先生の「利より信の経営」という言葉です。この「利より信」という言葉から頂いた大切な気づきである、

『目先の損得よりも、仕事を通じて関わる方々との信頼関係をもって私たちの一番の貨幣とすべし』

という思いを、より具体的な経営の方針にするため、誠に勝手ながら「利→損得」「信→信頼」という言葉に置き換えさせていただきました。

『経済なき道徳は寝言である』という二宮尊徳の言葉もあるように、商いをするうえで「利」というものは切っても切り離せないものであります。赤字を出すような利のない商いは、世の中に悪を垂れ流しているようなものです。

しかし、その利をどのように追及するかもまた重要ではないでしょうか。尊徳はこうも語ります、『道徳なき経済は罪悪である』

私たちBrightfeetの志事は、「成長哲学」をはじめとした、『私たち自身が心から必要であると感じたものを、同じように必要としている人々と分かち合うこと』です。その分かち合う人々からの信を欠いてまで得る利とはなにか、そのような利など果たして存在してよいものなのか。

何よりも「信を一番とし、利を次とする姿勢」を欠かしてはなりません。


3.拡大よりも、充実を

この言葉も北川八郎先生から学んだ言葉です。世間では会社組織や事業の成長を、売上の多さや事業規模の大きさによって測ることが多いように思います。

しかし、それらは本当に真の成長と呼べるものなのでしょうか。

北川八郎先生は、「拡大よりも充実を」というテーマで次のようなお話をされています。

 何度失敗しても「事業欲」の強い人は、少し成功し、順調になるとすぐに「拡大」に走ります。そこは忙しさと、前年対比と社員確保と資金繰りの世界、そして、商品の付加価値を装飾や包みに求めて、他店との競合世界に入ってゆく事になります。お店を増やす事よりも、(饅頭の)アンコを増やしてやるといずれ、アンコが入り切れず(饅頭が)二つに分かれてゆくように、自然に店員さんや社員さんや新しい商品に恵まれて、二つに増えてゆくのは構いませんが、まずは、拡大よりも充実です。
 拡大を目指した会社で倒れた所は多く、充実を目指した会社で倒れるところはありません。どうか、周りを見廻してみて下さい。そして、学んでください。

(北川八郎心の講話集4巻『繁栄の法則』 80ページより) ※引用文のカッコ内は溝壑追記

真に強い会社というのは、大きな会社のことではありません。真に強い会社とは、常に商品の充実を図り、常に働く人々の充実を図っています。

そのような充実の先に拡大の成る、これからの時代はそのような積み重ねの経営をしていかなければなりません。


4.成功よりも、成長を

成功という言葉は、これまで世間でもてはやされて来たように思います。しかし、成功という言葉がこれまで一体どれほど人々の役にたってきたのかは、やや疑問が残るところです。

二元論のように「成功は大切ではない。必要なではい」と言っているわけではありませんが、私たちにとってより大切なものは成功よりも成長のほうではないでしょうか。

これは人に限らず、組織にも同じことが言えます。「目標達成ばかりに目を向けて、目先の利益を目指し、拡大を続ける」ことは、組織の成長とは呼べません。

『働く人々の成長の総和をもって、組織の成長とすべし』

これは伊那食品工業株式会社会長の塚越寛さんの言葉です。本当にその通りだと思います。共に働く仲間とともに、ご縁を頂いた方々とともに、自分も成長していける。そんな組織をつくりましょう。


5.一番よりも、一流を

一番であることよりも、一流であることを目指しましょう。一番には誰か一人しかなれません。一番になるためには誰かと争ったり、蹴落とさなければなりません。そして、低次元(たとえば、二流三流)のままでもその範囲内で一番になることができてしまうため、それに甘んじてしまうと向上心を失ってしまいます。「井の中の蛙大海を知らず」になってはいけません。

一方、一流とは一番のように達成するものではありません。どこまでもどこまでも追求し続けていくものです。一流には何人でもなれます。争ったり蹴落としたするのではなく、切磋琢磨の世界がそこにあります。

『三流は人の話を聞かない。二流は人の話を聞く。
        一流は人の話を聞いて実行する。超一流は人の話を聞いて工夫する。』

とは、将棋棋士の羽生善治さんの言葉ですが、大変素晴らしい言葉です。私たちは一番を目指すのではありません。成長哲学を持って努力と工夫を怠らず、専門性でも人間性でも一流を目指し、さらには一流を超えて超一流への道を歩みましょう。


6.優しさよりも、温かさを

関わる人々に対しては常に温かい心を持って接していきたいものです。たとえば自分の部下について考えてみましょう。私たちはつい忘れてしまいがちですが、部下の後ろ側にはその部下のことを大切に思う人々の存在があります。それはご家族かもしれませんし、恋人かもしれませんが、ともかくその人々は、あなたの部下の真の成長と幸せをいつも心から願っています。

マネジメントやリーダーシップ、そして部下育成などの場でしばしば「仏のマネジメント、鬼のマネジメント」や「褒めて育てる、叱って育てる」などの言葉を耳にします。

しかし上司として、「優しさ」や「厳しさ」、「褒める」や「叱る」よりも、もっとずっと大切なことがあるのではないでしょうか。それは何かというと『人としての温かさ』です。

上司として、部下たち一人ひとりに分け隔てなく、「温かい関心」を強く寄せること。それが何よりも大切なのではないでしょうか。

人は、自分に温かい関心を寄せてくれていない人に優しくされても厳しくされても嫌なものです。褒められても叱られても嫌なものです。上司として温かい関心を寄せ、人が育つ環境をつくること。そして、部下の後ろ側にいる人々の存在をけっして忘れないこと。

これは部下だけに当てはめて考えることではなく、家族や地域の人々やお客様や協力業者さんやともに働く仲間など、自分に関わる全ての人々に共通して当てはめて考えることなのです。今、目の前にいる人のみならず、その後ろ側にいる人々をも見ながら接するように心がけましょう。